世界には、どうしてこんなに素敵なものがあるの

綺麗なものがあるの

不思議なものがあるの

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私達の芸術家としての使命は、まだ見ぬ世界のどこかにきっと存在する、不思議な植物のもつ美しい形を、小さな文明の素敵な文化を、標本として再現することです。

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「標本」とは本来、自分の作品に対して使う呼称ではありません。外の世界で採集し、保存したものをそう呼びます。

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私達は、自分達の作品に敢えて「標本」の名をつけることで これらを外の世界に実在するものと して位置づけるのです。

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それは夢を現実にする作業だと、私達は考えています。

私達の作品を、私達の手で作れるだけの小さな世界から、可能性と希望にあふれた、広い外の世界へと飛び立たせるのです。

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